Acupuncture & Moxibustion / Bone setting

スタッフブログ

セミナー受講 (オステオパシーについて) その3

5 膜系のセミナー 
筋膜を利用したセミナーです。
このセミナーは種類がたくさんある為、膜系という事でまとめます。
これも最初は大変でした。
今まで人の身体の筋肉や関節に対しての施術がメインでしたので、
筋膜や腹膜などの膜のみに対してコンタクトしたしたこともなく、
その膜を利用しての施術などもちろん行った事もありませんでした。

最初は膜を捉える感覚から養い、膜のみに張力を掛ける。
そしてその感覚の元、ダイレクト、インダイレク、張力バランス、三角バランスと言ったテクニックの基本を学んで行きました。

そしてその学びは今も続いており、生涯続ける事になるでしょう。

身体の外も内も、血管も神経も人間の身体は1枚のシート(膜)で覆われています。
それが折りたたまれ、外から内へそして内から外へ全身を覆っている訳です。
その為、例えば足を捻挫した際に、膜を経由して、
首に症状が出現することも起こり得ます。

一般的には足の捻挫と首の痛みには因果関係がないように思われてしまいますが、
それは大きな間違いです。

このような場合には、
首が痛いからと言って首の施術だけをしてもなかなか緩和しないでしょう。

根本原因の足の機能障害を矯正することにより、
初めて首が解放されるのです。

この膜の感覚はオステオパシーにとって非常に重要な感覚の1つです。

他のテクニックを全く知らなくても、
膜の感覚と共に膜のテクニックが完璧に行えれば、
それだけで全て賄えてしまうでしょう。

ただし、その為には膨大な知識と訓練が必要となります。

6 四肢の関節系のセミナー
手足の関節に対するアプローチです。
関節の転がりや滑りを評価し、
基本的な関節モビライゼーションやインダイレクト、
ダイレクトテクニックを学びました。

手足は機能障害が生じやすい場所です。
例えば転べばとっさに手をつきますし、ぶつけることもあるでしょう。
また、皆さんも症状の大小にかかわらず、足の捻挫をした事があると思います。

特に手部には8つの手根骨、足部には足根7つの足根骨が集まって
それぞれが関節を形成しています。

この小さな骨の1つが機能障害に陥り、大きな症状につながる事はよくあります。
そのため、私はこれらのテクニックを非常に良く用いています。

7 胸郭・腹部内臓のテクニックセミナー
(内臓に対する施術?身体の中にあるのだから無理でしょ。)
普通はこのように考えます。
または、
(お腹をグイグイ押すのかな?)
逆に痛くなりそうですね。

臓器にも膜があり、その膜が施術の場になります。

膜の捻じれを紐解き、
圧を逃がすようにインダクションという方法によりこれを解放します。

これは内臓系のマニピュレーションでは非常にオーソドックスなものであり、
ジャン・ピエール・バラルというフランスのD.O.が先駆者と言われています。

私もジャン・ピエール・バラルD.O.のセミナーを受けたことがありますが、
知識と技術はもの凄かったです。

それ以外にも、臓器には直接コンタクトせず手足の骨の梃子を利用した方法や、
筋膜を利用した方法等色々あります。

臓器にコンタクトするのは簡単には行きません。
皮膚、筋膜、あれば肋骨、腹膜や胸膜と入って行き目的の臓器を覆う膜に到達させます。

オステオパシーの層触診(レイヤーパルペーション)が出来ないと
触る事も感じる事も出来ません。

最初私は、講師に肝臓のモチリティー(自動運動。臓器には固有の動きがある)
を感じてと言われた時、(無理だろ!だって肋骨があるのに!)と思いました。

それが普通の感覚です。

それから訓練を重ね、層触診と内部のビジュアル化が出来た時、
初めてこの手の下に感じる動きが肝臓のモチリティーであると分かりました。

内臓は間膜により色々な部分とつながっています。

例えば小腸の付け根である腸間膜根は身体の左、トライツ靭帯付近から
右腸骨窩に向け斜めに後部の腹膜を横切ります。
そのすぐ後ろには腰椎があり、
膜のつながりを介して腰の関節に影響を与えることもあります。

腰痛の原因が腸間膜根の緊張に由来していることもあるという事です。

中野の整体・整骨と鍼灸 ロアン鍼灸整骨院 院長