Acupuncture & Moxibustion / Bone setting

スタッフブログ

新型コロナ ご家庭で行える免疫力アップの施術方法

今回のブログは新型コロナ対策の一環として、ご家庭で行える免疫力アップの簡単施術法のお話をしたいと思います。

この方法は、私が所属しているオステオパシーの協会から届いたもので、ヨーロッパ・アメリカではスタンダードな徒手療法であるオステオパシーマニピュレーションのテクニックをベースに、誰でも簡単に行えるように簡素化したものです。

オステオパシーによる施術はアメリカではD.O.(Doctor of Osteopathy)という医師が行う施術であり、ヨーロッパでは国家資格となっております。日本においては、オステオパシーは国家資格ではありませんが、数は少ないもののオステオパシーの協会が存在し、それぞれの協会がオステオパシーの理念・哲学およびテクニックを指導しています。

また、病院で行われる理学療法(これには日本の病院で行われる理学療法も含まれます)にもオステオパシーのテクニックをベースにした療法が多数使われています。 これは、オステオパシーのテクニックが解剖学と生理学の上に成り立ち、エビデンス(科学的根拠)のある施術方法だからです。

では、その方法です。

1 リブ・レイジング(肋骨拳上)
上向きに寝てもらい、術者は相手の横に座り、背骨の横にある肋骨に左右の人差指から小指を付けて8本の指で肋骨を軽く持ち上げるようにマッサージします。
これを1~12肋骨まで左右1分程度づつ行います。

肋骨と胸椎が作る肋骨頭関節の前には、自律神経の1つである交感神経の通路が存在します(交感神経幹)。
交感神経が過剰に興奮すると体は過緊張状態に陥り、血管なども収縮し血流は悪化します。これは免疫力の低下につながります。
肋骨を拳上させ、肋骨頭関節が緩むことにより、過剰に活動している交感神経を抑制させる事が出来ます。

2 頚部拳上
上向きで寝てもらい、術者は頭方に座り、左右の手で首を包むように当てます。軽く首の骨を持ち上げるようにしながらマッサージして行きます。これを1分程度行います。

首の骨の前にも交感神経系の神経節(上・中・下頚神経節)が存在します。
これも交感神経ですので過剰に反応すると、身体が過緊張状態に陥り、健全な免疫活動の妨げとなります。

3 後頭環椎のリリース
上向きで寝てもらい、術者は頭側に座り、左右の親指を除く計8本の指を並べて、後頭骨と第1頚椎の間に当てます。頭の骨の後方を上から下へ滑らせていくと首に当たりますが、ちょうど頭の骨と首の境目の辺りです。
ここに8本の指を立てた状態で少しだけ上に向けて圧を掛けます。1分程度行って下さい。

この部分の奥には、後頭骨と第1頚椎の関節である後頭環椎関節があります。
この関節は自律神経系の副交感神経である迷走神経が頭の中から出てくる通路の傍にあり、この関節が制限を受けると迷走神経の活動が低下します。
迷走神経は内臓の活動に関与する神経ですので、迷走神経の活動低下は内臓の活動低下に直結します。そして内臓の機能低下は免疫力の低下に繋がるのです。

4 リンパ・ポンプ(上部)
上向きで寝てもらい、術者は頭側に座ります。左右の鎖骨の下に左右の手を置き、リズミカルに押します。1~2分行います。

ここには、左右の内頚静脈と鎖骨下静脈の境である静脈角があり、静脈角にはリンパの通路であり、リンパを血管に流し込む胸管(左)と右リンパ本管(右)があります。
この場所の働きが悪いと、リンパ排液が上手くいかなくなり、免疫力低下の原因となります。

5 リンパ・ポンプ(下部)
上向きで寝てもらい、術者は足方に座ります。左右の手で相手の左右の足の先を掴むように持ち、1秒間に2回のペースで足を押すようにポンピングします。相手の鼻先がポンプの振動で上下に軽く動く程度の強さが理想的です。

足からのポンピングで全身のリンパを上に流し、先ほどポンピングした静脈角にリンパを流し込んでいきます。
リンパの排液の改善は免疫力向上に繋がります。

以上が免疫力アップのための、ご家庭で行える施術方法です。
行う際は、1~5の順番で行って下さい。
この方法は小さいお子様にも行える安心・安全な方法ですので、ご家族全員で1日1回を目安に行って下さい。

また、ロアン鍼灸整骨院では施術の前にこの方法を行うと共に、無料で写真入りの施術方法を記した用紙をお配りしております。

免疫力を向上させ、ウィルスに負けない体を保ちましょう!

中野の整体・整骨と鍼灸 ロアン鍼灸整骨院 院長