Acupuncture & Moxibustion / Bone setting

スタッフブログ

自律神経の不調 その2 (本日のロアン鍼灸整骨院の施術から)

明けましておめでとうございます。 
本年が皆様にとりまして、より良い1年となりますようお祈り申し上げます。

因みに12月はセミナーなどが立て込み、ブログを放置してしまいました。

では11月の続きです。

検査結果から身体の繋がりを考察し、どうしてその症状が生じているかを考えた上で施術を行います。
検査結果とその考察は11月のブログを参照して下さい。

(施術)
以下の箇所にオステパシーマニピュレーションにて施術。

左足関節(距腿関節と距骨下関節)のリリース。
下肢は体重を受けるため筋肉がしっかりしており、筋膜も他の部分よりも厚くなっています。そのため下肢の体性機能障害(この場合は左足関節の制限)は厚い筋膜を介して全身に強い影響を生じさせます。
例えば、足関節の制限が膜を介して首の関節に制限をもたらし、首の痛みの原因になっていた、なんて事も普通に起こります。

前方肋骨の矯正。
前方に肋骨が変位している状態です。
前方肋骨は胸部内臓に大きな影響を与えます。心膜や胸膜の影響で前方に変位する事が多い様です。
前方肋骨が存在していると、心臓・肺に病変があり、これらにマニピュレーションを行ってもすぐに悪い状態に戻ってしまいます。
まず心臓・肺の入れ物である肋骨を含む胸郭の変位を取り除き、心臓・肺が正常に滑るスペースを確保する事が大切です。
また、前方に肋骨が変位していると胸椎と肋骨で構成される胸肋関節の前にある交感神経節を刺激し、この事も胸部内臓の機能に大きな影響を与え続けます。

骨盤と背骨(頚椎・胸椎・腰椎)の矯正。
骨盤から腰椎、胸椎、頚椎の順に行います。 ただし、骨盤の矯正の前に、変位があれば必ず第5腰椎の矯正を行います。
第5腰椎は骨盤と腰仙関節を構成しています。腰仙関節に異常があると骨盤を矯正しても上手くいきません。
第五腰椎を矯正し腰仙関節をフリーにして初めて骨盤の正しい矯正が行えるのです。
骨盤は背骨の土台になるだけでなく、呼吸・循環にも大きな影響を与えています。
仙骨と腸骨は呼吸に合わせて動き、骨盤隔膜は横隔膜に合わせて動いています。
これらの動きが制限される事で、リンパ排液や静脈還流の障害が生じ、障害部位に必要な酸素や栄養素などを運べなくなるとともに、老廃物も溜まり易くなります。
つまりは症状の慢性化を引き起こす原因となる訳です。
腰椎の矯正は横隔膜、交感神経にも影響を与えます。
また、胸椎の矯正だけで内臓(この方場合は肺・気管支・心膜の問題と脾臓・肝臓の膜のテンション亢進)が良い変化をする事があります。
これは内臓を支配している交感神経の束(交感神経幹)が胸椎の前方に位置する事と関係しています。

内臓系の調整。
この方の場合は心膜・肝臓の三角間膜・脾臓でしたが、骨格系の施術後の再評価で心膜の制限が強く感じられました。
心膜及び心臓支持靭帯(上下胸骨心膜靭帯・心椎骨靭帯・心横隔膜人他・心膜内臓靭帯)をリリースします。
心膜に対する施術というと、ほとんどの人は(心臓は体の中にあるのだから触れないのではないか?)と思うでしょう。
もちろん直接は触る事はできません。

ではどうするのか?

少し長くなりました。 続きは次回に。

中野の整体・整骨と鍼灸 ロアン鍼灸整骨院 院長