Acupuncture & Moxibustion / Bone setting

スタッフブログ

腰痛  (本日のロアン鍼灸整骨院の施術から)

腰痛の訴えの患者さんで、本日で3回目の施術です。
娘の結婚式に痛みなく出席したいとの事でした。

(患者)
年齢76歳 男性

(主訴)
2年前に脊柱管狭窄症の手術を受けた。
腰部痛は改善されたが右の足の痺れは手術前と変わらず。
1カ月前より腰痛が出現。特に思い当たる原因はない。
体動時や同一姿勢を保つと痛みを生じる。
痛みは腰から右の臀部、鼡径部付近に生じる。

この方は初診時、(足の痺れが治らないから手術をするんじゃなかった、失敗だった)
と悔やんでおられました。
確かに脊柱管狭窄症の手術で痺れが取れない方が一定数見受けられます。

ただ、進行した脊柱管狭窄症は、神経の変性が進むと尿閉や尿失禁、便の失禁等を生じるとともに、最終的には足に麻痺が生じ歩行不能になる可能性があります。

医師は患者さんの生活の質を高めるため、痺れを取る目的よりも、
麻痺が進み歩行不能となる事を回避する事に重点に置き手術をする場合もあります。

ですので、この方には先ほどの説明と共に、
(そのお医者さんが手術していなかったら今頃歩けなくなっていましたよ)
(術創もきれいですし、かなり上手な先生に手術してもらいましたね)
と伝えると、手術を受けた事に対する後悔が薄れたご様子でした。

実は、このような後ろ向きな精神状態ですと、
施術に対する身体の反応が思う様に出ない事があります。

心と体は一体です。つまり、心的ストレスは症状を悪化させるのです。

(既往歴)
40代 肝炎
70代 腰部脊柱管狭窄症手術

(現病歴) 特になし

(検査)
・姿勢アライメント
背部から見ると左肩が大きく下がり、右骨盤が下がっている。
そのため、脊柱に右凸の側彎がある。
横から見ると、骨盤は後ろに倒れており、脊柱は後弯している。
手術のため腰部の前後屈の可動制限がみられる。
腰部の前後屈でL2~3付近に痛みがある。

(オステオパシー的評価)

・手足の評価
左距骨下関節の制限

・体幹の評価
左仙腸関節に制限
L4・L5は術後のため制限あり 胸腰椎移行部に制限

・内臓の評価
S状結腸に制限
肝冠状間膜、右三角間膜に制限

この方は腰部の手術を受けているため、下位腰痛の可動性が乏しく、
また検査の結果第12胸椎と第1腰椎間の関節の動きも悪い事が解りました。

また、左足の踵上部の距骨下関節という関節の硬さが強くあり、
そのせいで左の仙腸関節のロックをかけているようです。

この方の腰痛は、左仙腸関節のロックにより右の仙腸関節が過剰に動かなければならず、
また、手術による下位腰椎の制限と胸腰椎移行部の制限により、
その間にある第2、第3腰椎が過度に働かなければならなかった結果でしょう。

(施術 オステオパシーによる整体・矯正)
一回目の施術は左下肢と左仙腸関節、S状結腸に対する整体・矯正
二回目の施術は肝臓及び胸腰椎移行部の整体・矯正
今回の3回目は上記の左仙腸関節及び胸腰椎移行部に制限がまだみられたため、
その部位への整体・矯正を施しました。

腰部の痛みは多少あるものの、
(この程度なら無事に娘の結婚式に行ける!)
と嬉しそうにおっしゃっていただけました。

ご結婚おめでとうございます!お気を付けていってらっしゃい!

中野の整体・整骨と鍼灸 ロアン鍼灸整骨院 院長