Acupuncture & Moxibustion / Bone setting

スタッフブログ

肩コリ (本日のロアン鍼灸整骨院の施術から)

夕方に肩のコリ感が強いという男性が来院されました。 
仕事はデスクワークで、仕事が終わる頃には、首・肩・背中のコリ感が酷くなるとの事。
家に帰ってから、子供を抱っこなどしていると更に悪化するため、コリから解放されて子供とのスキンシップを図りたいとおっしゃっていました。

症状
慢性的な肩コリ
首を前に倒すと背中・肩がつっぱる
首を後ろに倒すと首が詰まるような違和感がある

触診・視診
首・肩・背部筋過緊張
骨盤前傾位(前に倒れている)
腰椎位前弯増強(反り腰)
胸椎後弯若干増強(猫背)
頭部前方変位(肩のライン比べ頭が前方に移動)
肩甲骨外転下方回旋位(肩甲骨が外に流れている)

膜・メカニカルな評価
第4胸椎 伸展・右側屈・右回旋制限
右第4肋骨前方変位
後頭骨・第1頚椎(環椎後頭関節) 伸展・左側屈・右回旋制限
第1頚椎 右回旋制限
第3頚椎 伸展・右側屈・右回旋制限
右心膜制限

この人の姿勢を横から見ると、頭が重心線よりも前方に位置し、猫背姿勢をしています。
また肩甲骨は外方に流れ、猫背を助長しています。
そして骨盤は前に倒れ、腰の反りが大きくなっています。
正常な重心線は、耳の穴・肩の中央・腰椎3番・大腿骨の大転子は一直線になりますが、この方は重心線から大きくずれた姿勢でした。

重心線からずれた姿勢は、過剰な筋力でバランスをとる必要があるため、筋肉の過緊張を生じさせます。
特に、頭が重心線よりも前方に位置する場合は、首の筋肉や背中の筋肉で頭を支えなければならず、慢性的なコリの大きな原因になります。
猫背を助長させる肩甲骨が外に流れる変位は、肩甲挙筋・小胸筋・前鋸筋・菱形筋などの背中と胸の筋肉の短縮と僧帽筋(特に下部線維と中部線維)という背中の表面の筋肉の筋力低下が原因となります。

施術(オステオパシーマニピュレーション)
肋骨の前方変位を矯正後、胸椎の矯正
心膜の制限をリリース
頚椎の矯正
肩甲骨周囲の短縮筋のストレッチ

施術後、首の運動での違和感は消失。
この方の場合は、さらに猫背改善のための筋力トレーニングが必要となります。
それは、肩甲骨の位置を正常化させる僧帽筋のトレーニングです。
この運動を仕事の合間や、ご自宅で行って頂きます。

慢性的な肩コリは、マッサージだけでは改善しません。
関節の制限を解放して初めて筋肉が緩むのです。
また姿勢の改善も大切です。不良姿勢を改善させるための、適切な筋力トレーニングが必要となります。

関節の矯正、筋膜のリリース、内臓の調整などは私達で行いますが、筋肉をつけてあげる事は出来ません。
これだけは、ご本人の努力になります。

まあ、少し調子がよくなると、皆さん筋トレしなくなりますけどね。

中野の整体・整骨と鍼灸 ロアン鍼灸整骨院 院長