Acupuncture & Moxibustion / Bone setting

院長ブログ

自律神経失調症 その2 (本日のロアン鍼灸整骨院の施術から)  

自律神経系・不定愁訴

前回は、自律神経失調症における身体と肉体的トラウマ・精神的トラウマの繋がり方の話でした。

今回は、壺に溜まった肉体的トラウマを減らすために、オステオパシーによる全身評価を行い、施術を行って行きたいと思います。

 

(オステオパシー的評価)

尾骨及び仙骨に病変

SBS圧縮

1次呼吸の減少

 

尾骨が右に傾き、仙尾関節はロックされています。

仙骨の可動性は悪く、コアリンク(硬膜管)を介して頭蓋骨の動きも悪くなっています。

1次呼吸と言われる生命力の現れは減少し、エネルギーの不足を感じさせます。

傾聴しているだけで、身体が悲鳴を上げているのを感じます。

 

尾骨が硬膜管を引っ張っている事により、交感神経の集まりである交感神経幹にも影響をあたえます。

そして頭蓋骨の縫合間での動きの悪さは、脳脊髄液の流れに悪影響を及ぼします。

脳脊髄液は神経系を栄養し、また老廃物を運び静脈に戻しています。

そして実際には全ての体液に関与していきます。

さらに頭蓋領域のオステオパシーでは、脳脊髄液が生命の根源的エネルギーであるポテンシーを運ぶものと考えます。

実際に細胞間のやり取りはバイオフォトンと言われる生体光子を介しているとの研究があるようです。

つまり、脳脊髄液の流れが悪くなると、健康の基盤となるエネルギーの流れが悪くなるのです。

このエネルギーとは、食べ物から得たエネルギーではなく、受精時から働く生命の根源的基盤となるエネルギーです。

身体を形成するエネルギーであり、全ての源です。

人間を形作るものは遺伝子と考えがちですが、受精後6週間までは遺伝子の影響はほとんど受けていません。

 

一体何が働いて細胞を分化させているのか?

 

ドイツのヒト発生学の第一人者であるブレヒシュミット博士は、6週間までの分化過程は見えざる者の力で行われていると語りました。

この力こそが、生命に健康を与える根源的なエネルギーなのです。

そしてそのエネルギーは私たちが死ぬ時まで、常に与え続けられます。

 

SBSとは頭蓋骨の蝶形骨と後頭骨の軟骨性の結合部です。

ここがなだらかに動くことも脳脊髄の還流には重要です。

ここは頭蓋骨の動きのバランスポイントになっています。

ここが崩れると頭蓋骨の動きのバランスも崩れます。

 

 

(施術 オステオパシーによる整体・矯正)

上記制限を解放に加え、CV4を行う。

 

CV4とは第4脳室の圧縮の事で、ここを施術すると脳脊髄液の分泌が増えるとともに、その前にある脳幹に影響を与えます。

術後、非常にリラックスでき、身体がスッキリしたとの事でした。

後は、自分の健康に向き合うための時間(瞑想や自分と自然の繋がりを感じる)を指導させて頂きました。

そして、定期的に壺の掃除をしに来て下さいと伝えました。

 

純粋な肉体的障害は存在せず、純粋な精神的障害も存在しません。

必ず(BodyMindSpirit)の3つが絡みます。

なぜなら人間とはこれらが三位一体となって存在だからです。

 

Bodyの健康をオステオパシーで取り戻し、忘れていたMindSpiritの健康をご自身で取り戻す。

これ、非常に大切なことです。

 

 

東京・中野の整体・整骨と鍼灸 ロアン鍼灸整骨院 院長