頭・首・肩・背中の痛み・障害
つらい肩コリ。
マッサージを受けるとコリがほぐれ、筋肉が柔らかくなった様に感じます。
肩コリの原因で良く耳にするのが姿勢の問題です。
僧帽筋の筋力低下と肩甲帯の筋肉(肩甲挙筋・小胸筋・前鋸筋など)の短縮により肩甲骨が外に流れ(外転下方回旋位)、
その結果猫背となり肩コリがひどくなる、
そのため肩コリの解消には肩甲骨と猫背を正すストレッチや、筋力トレーニングが有効であると色々な本に書かれています。
確かにその通りですし、ロアン鍼灸整骨院でも運動指導をさせて頂いております。
単純な肩コリならこの対処法で十分効果を発揮するでしょう。
しかし、いくらマッサージしても治らない、ストレッチしているのに治らない、
このような肩コリで悩んでいる方も多くいらっしゃいます。
このような方に考えてもらいたいのが、人間の体は筋肉や骨だけで出来ている訳ではないという事です。
人間の胸部には心臓や肺があります。その周りには臓側・壁側の胸膜があり肋骨があります。
過去に転倒などの強い衝撃を受けたことがある人は、心臓や肺を覆っている膜は硬くなり、
膜の付着部である首の骨などを、堤靭帯や心膜椎骨靭帯という組織を介して引っ張り続けます。
どういう事かと言うと、血液の多いこれらの臓器は強い衝撃を受けた瞬間に、その衝撃に応じて重さが何倍にも増加するのです。
交通事故などでは、スピードにもよりますが衝突の瞬間に元の重さの数十倍に変化します。
数十倍の重さになった臓器が胸膜や靭帯を介して骨を引っ張るという訳です。
また衝撃を受けた胸膜は固着し、その上にある肋骨も動きが制限されます。
肋骨と胸椎が関節する所(肋骨頭関節)の前には交感神経の束が走っているので、
肋骨や胸椎の異常により交感神経が興奮しやすくなります。
交感神経は体を緊張させる神経です。血管は収縮し、筋肉も硬くなります。
つまり、マッサージを受けてもなかなか改善されない肩コリの人は、
肩の筋肉以外に大きな原因があるかも知れないという事です。
胸部に問題があり肩コリが強い人は、肋骨・胸椎・頚椎・胸膜・肺・心臓へのアプローチも重要になります。
これ以外にも原因は色々ありますが、ただでさえ長いブログが、すごーく長いブログになる自信があるので割愛させて頂きます。
ロアン鍼灸整骨院ではあなたの肩コリに対し、体の評価をしっかりと行い、本当の原因に対して、オステオパシーマニュピレーションによる整体・矯正を行っていきます!
東京・中野の整体・整骨と鍼灸 ロアン鍼灸整骨院 院長