Acupuncture & Moxibustion / Bone setting

院長ブログ

腰痛 股関節痛 3(本日のロアン鍼灸整骨院の施術から)

腰・骨盤・股関節の痛み・障害

前回の続きです。

一般的な理学的徒手検査とオステオパシーによる全身評価により、この方の腰痛と股関節痛の本当の原因が絞られました。

本当の原因が理解できて初めて施術を行えます。

 

(施術 オステオパシーによる整体・矯正および鍼灸)

オステオパシーによる全身評価での制限部位に矯正および整体を行う前に、鍼を使って身体をリリース(解放)しやすい状態にします。

以前はそのまま矯正を行っても、リリースさせることは可能でした。

ただ、昨今の環境の悪化により通常の方法では体がリリースし辛くなって来ています。

その点を突っ込んで書くと、やばい人に思われそうなのでやめておきます。

ただ、皆さんが気にしていない、または安全と思っている物には、人体にとって有害なものがあるということです。

鍼を使った前処理として、ロアン鍼灸整骨院では経絡治療と奇形治療という方法を行っています。

これは、現在多くの鍼灸師が行っている単なる物理療法ではなく、鍼灸本来の考えである気血を扱う施術方法です。

つまりエネルギーの調整です。

人間はエネルギー体でもあります。

そのエネルギーとは簡単に言えば電気であり磁力です。

細胞同士のやり取りにはイオンが必要ですし、神経伝達も電気です。

身体の電気的特性を利用して、脳波や心電図を測ることも可能です。

このエネルギー調整に効果を発揮できるのが経絡治療なのです。

ただし、経絡治療を行いエネルギーの流れを整える前に、体内に蓄積した余分な電磁波を抜く必要があります。

配管が詰まっているのに、水を流そうとしても流れないのと同じですね。

この患者さんの場合は、頭蓋反射により余分な電磁波をある程度抜いた後、経絡治療を行い体の場を整え、オステオパシーマニュピレーションにて、上記の部分をリリースしました。

股関節痛はその場で半減し、腰部の前屈・後屈の可動範囲は拡大、後屈時に痛みはあるものの、減少。

最後に体幹のインナーマッスルトレーニングを指導させて頂きました。

ロアン鍼灸整骨院では、古典的鍼灸による体の診方と調節、解剖学・生理学を土台にした体の診方、そして矯正を行っています。

因みに古典鍼灸の哲学はオステオパシーの哲学に非常に似ています。

これはオステオパシーの創始者であるA.T.Still医師が自然科学に注目したことに起因しているのでしょう。

アメリカのオステオパシー医師の中にも鍼灸を併用する方がいらっしゃいます。

身体の声に耳を傾け、自然の法則に従い身体を扱う。

ますます大切な事だなと思う昨今です。

 

東京・中野の整体・整骨と鍼灸 ロアン鍼灸整骨院 院長