あなたの腱鞘炎は手根骨(手の付け根の骨)に原因があるかもしれません。
原因
腱は腱鞘という(さや)に包まれている部分があり、その中を腱が滑る事により効率的に手や指を使う事が出来ます。腱鞘炎は繰り返しのストレスなどによる(さや)の肥厚が原因となり、腱の通過障害を起こした状態です。
腱鞘炎は、手をよく使う職業の方や、妊娠・出産期の女性に多く見られ、手首や指の痛みを訴えます。
しかし、手をよく使っているにもかかわらず、腱鞘炎になる人とならない人がいるのは何故でしょうか?
それは手根骨の配列に大きな原因があります。手の付け根(手根部)には大小8個の骨が存在します。これは手根骨と呼ばれています。手根骨は靭帯でつなぎとめられ、手根骨同士で関節を形成しています。手の動きは手根骨の関節に制限がないことで初めて正常に動くことが出来ます。腱鞘炎になる人は、手根骨の動きの制限が土台にあり、手の正常な動きが阻害され、腱鞘にストレスが掛るのです。
放置すると
最初は指や手首の痛みですが、腱鞘の肥厚が進むと、バネ現象と呼ばれる症状が現れます。
これがいわゆるバネ指です。バネ現象では、指を動かしたときに引っ掛かりを感じ、症状が進むと指を十分に動かせなくなります。
ロアン鍼灸整骨院の施術方法
腱鞘炎を起こしている部位だけではなく、腱鞘炎の原因になる手根骨や手関節などの評価と治療も行い、根本的な改善を図ります。